2024年4月1日から新料金プランの提供が始まったイオンモバイル。
かなりコスパの良い格安SIMとして人気ですが、これまでのプランからどう変わったのか、他社に比べてどれくらいお得になるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、イオンモバイルの新料金プランで料金シミュレーションをしてみました。
1人で契約する場合と家族で契約する場合に分けてシミュレーションしたので、参考にしてください。
また、イオンモバイルのメリット・デメリットについてもまとめてみました。
料金シミュレーションの結果と合わせて判断材料にしてみてくださいね。
どう変わった?イオンモバイルの新料金プランを解説
現在、イオンモバイルには以下の2つの料金プランがあります。
- さいてきプラン:データ容量を細かく選べるプラン
- やさしいプラン:60歳以上のユーザーのみが契約できるプラン
さらに、それぞれのプランで用途に合わせて下記のプランを選択できます。
- データプラン:データ通信専用プラン
- 音声プラン:音声通信とデータ通信を利用できるプラン
- シェアプラン:家族または複数回線でデータ容量を分け合えるプラン
それぞれどのようなポイントが改定されたのか見ていきましょう。
さいてきプランは値下げ&大容量プランが拡充された
「さいてきプラン」はこれまで0.5GB〜50GBの料金プランがありましたが、下記のように変更になりました。
- 30GB~50GBプランを値下げ
- 60GB~200GBプランを新設
- シェアプランは契約回線数の上限が5回線から8回線まで拡大
- シェアプランは音声通話SIMカード1枚とデータ通信専用SIMカード2枚の基本料金
- いずれも税込
- これまで低容量プランの安さが際立っていたイオンモバイルですが、30GBは550円、40GBは1,100円、50GBは1,650円も値下げされたことから、ヘビーユーザーもイオンモバイルを選択しやすくなりました。
とはいうものの、大容量プランは楽天モバイルがデータ容量無制限で月額3,278円、ahamoが100GBで月額4,950円なので、1人で50GB以上を契約する場合はイオンモバイルより他社のほうがお得です。
ただし、家族で契約する場合や1人で複数回線を契約する場合は「シェアプラン」を契約できるので、イオンモバイルのほうがお得になる可能性があります。
「シェアプラン」を利用できる契約数の上限も8回線まで拡大されたので、よりコスパ良く利用できるでしょう。
他社と比べてどれくらいお得になるかは次項で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
やさしいプランは値下げ&料金プランを細かく選べるようになった
「やさしいプラン」は60歳以上のユーザーがお得に使えるプランです。
これまでは0.2GB、3GB、6GB、8GBの4プランのみでしたが、下記のように変更になりました。
- 0.2GBプランを値下げ
- 1GB~10GBまで1GB単位で選べるようプランを新設
- シェアプランは契約回線数の上限が5回線から8回線まで拡大
- シェアプランは音声通話SIMカード1枚とデータ通信専用SIMカード2枚の基本料金
- いずれも税込
「やさしいプラン」でも「さいてきプラン」のようにデータ容量を細かく選べるようになりました。
本当に自分に合うプランを選べるとデータ容量もお金も無駄にならないのが嬉しいですよね。
0.2GBの「やさしいプランmini.」も220円値下されたため、電話しか使わない人もよりお得に利用できます。
通話かけ放題プラン「イオンでんわフルかけ放題」(60歳以上は実質1,210円)と組み合わせても月額1,738円なので、かなりコスパは良いでしょう。
両親や祖父母にスマホを持たせたいという人はぜひ検討してみてください。
イオン生活圏の人がより便利・お得に使えるようになった
イオンモバイルの新規契約・乗り換えの手続きがイオンフィナンシャルサービスのイオンカードカウンターでもできるようになりました。
2024年8月には全国100店舗でサービスを利用できるようになるので、これまで以上にアクセスしやすくなります。
また、イオンモバイルでは下記のような特典も利用できます。
- イオンモバイル料金をイオンマークのカードで支払うとWAON POINTが通常の4倍(税込200円ごとに4ポイント)もらえる
- 株主優待カード保有者ならイオンモバイル料金が毎月5%オフ
- イオン銀行住宅ローン契約者なら「イオンセレクトクラブ」でイオンモバイル料金が毎月5%オフ
イオンマークのついたカードでの支払いであれば利用しやすいと思うので、イオングループでよくショッピングをする人やお得にポイ活したい人はぜひ検討してみてください。
新料金プランでどれくらいお得になる?他社の格安SIMと比較してみた
新料金プランが始まり、これまで以上に自分に合ったプランを選びやすくなったイオンモバイルですが、他社に比べてどれくらいお得になるのかが気になりますよね。
ここでは、1人で音声プランを契約する場合(さいてきプラン)と、複数回線の音声プランを契約する場合(シェアプラン)で料金を比較してみました。
1人で音声プランを契約する場合(さいてきプラン)
まずは、1人で音声プランを契約する場合の料金を比べてみました。
イオンモバイル | LINEMO | 楽天モバイル | ahamo | irumo | UQモバイル | Y!mobile | povo | IIJmio | NUROモバイル | HISモバイル | mineo | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
回線 | ドコモ au |
ソフトバンク | 楽天 | ドコモ | ドコモ | au | ソフトバンク | au | ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ |
ソフトバンク ドコモ au |
0.5GB | 803円 | ー | ー | ー | 550円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
1GB | 858円 | ー | ー | ー | ー | 2,277円 | ー | 390円 | ー | ー | 550円 | 1,298円 |
2GB | 968円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 990円 | 850円 | ー | ー | |
3GB | 1,078円 | 990円 | 1,078円 | ー | 2,167円 | ー | ー | ー | ー | 792円 | 770円 | ー |
4GB | 1,188円 | ー | ー | ー | ー | 2,365円 | 2,365円 | ー | ー | ー | ー | ー |
5GB | 1,298円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 990円 | 990円 | ー | 1,518円 |
6GB | 1,408円 | ー | ー | ー | 2,827円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
7GB | 1,518円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 990円 | ー |
8GB | 1,628円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
9GB | 1,738円 | ー | ー | ー | 3,377円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
10GB | 1,848円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 1,500円 | 1,485円 | ー | 1,958円 |
15GB | ー | ー | ー | ー | ー | 3,465円 | ー | ー | ー | 1,790円 | ー | |
20GB | 1,958円 | 2,728円 | 2,178円 | 2,970円 | ー | 3,278円 | 4,015円 | 2,700円 | 2,000円 | 2,699円 | 2,190円 | 2,178円 |
30GB | 2,508円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | 5,115円 | ー | 2,700円 | ー | ー | ー |
40GB | 3,058円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | ー | 3,300円 | 3,980円 | ー | ー |
50GB | 3,608円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | ー | 3,900円 | ー | 5,990円 | ー |
60GB | 4,158円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | 6,490円 | ー | ー | ー | ー |
70GB | 4,708円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
80GB | 5,258円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
90GB | 5,808円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
100GB | 6,358円 | ー | 3,278円 | 4,950円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | |
150GB | 9,108円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | 12,980円 | ー | ー | ー | ー |
200GB | 11,858円 | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
300GB | ー | ー | 3,278円 | ー | ー | ー | ー | 19,834円 | ー | ー | ー | ー |
まとめると、データ容量によってお得なプランが下記のように分かれました。
- 0.5GB~7GBプランは他社のほうが安い・コスパが良い
- 20GB~40GBプランはイオンモバイルが安い
- 50GBのプラン以上は楽天モバイルが安い
少し詳しく解説します。
低容量プランは他社のほうが安い
0.5GB〜7GBプランではイオンモバイルよりもIIJmioやNUROモバイル、HISモバイルのほうが安くなるケースが多く見られました。
とくに、HISモバイルの7GB月額990円はかなりコスパが良いです。
「通信速度はそこそこでいい、とにかく料金を安くしたい」という人であれば、HISモバイルを検討してみるとよいでしょう。
ただ、イオンモバイルはイオンモールで手続きができたり、データの繰り越しサービスを使えたりと、さまざまなメリットがあります。
後述するイオンモバイルのメリットに魅力を感じる場合は、イオンモバイルを選んでも損にはならないでしょう。
中容量プランはイオンモバイルがおすすめ
8GB〜15GBあたりは利用できるプランが少なめですが、NUROモバイルであれば割安感があります。
20G、30GB、40GBはイオンモバイルが最安でした。
イオンモバイルはあまったデータ容量を翌月に繰り越せるので、少し余裕をもった容量で
契約しても無駄にならないのが嬉しいポイントです。
ただ、動画をよく見る人はイオンモバイルの通信速度に注意しましょう。
イオンモバイルは普段使いとしては問題ありませんが、回線が混みあうお昼休みなどの時間帯では通信速度が遅くなる傾向にあります。
「お昼休みに動画を高画質でガンガン見たい」という人は、LINEMOやahamo、povoを検討してみるとよいでしょう。
大容量プランは楽天モバイルかahamoがおすすめ
50GB以上のプランでは楽天モバイルが最安でした。
楽天モバイルはデータ容量を無制限で使えて月額3,278円なので、コスパはダントツで良いです。
ただし、楽天モバイルはソフトバンクやドコモ、auと比べるとまだ基地局が少なめなので、エリアによってはつながりにくい可能性があります。
サービスエリアは事前に確認しておくとよいでしょう。
複数の音声プランを契約する場合(シェアプラン)
次に、イオンモバイルで「シェアプラン」を契約する場合の料金を比較してみました。
なお、「シェアプラン」は家族で契約することも1人で複数回線を契約することも可能です。
ここでは、家族4人で音声プランを利用するケースを想定し、料金をシミュレーションしてみました。
※今回は目安として1人あたりのGB数を出していますが、イオンモバイルの「シェアプラン」では1人あたりのデータ消費量に規定はありません。
たとえば家族4人で20GBを契約した場合、1人が10GB使って残りの3人で10GBを分け合うことも可能です。
1人で5GB、家族4人で20GBを使う場合
イオンモバイル (シェアプラン) |
IIJmio(※) | NUROモバイル | イオンモバイル (音声プラン) |
|
---|---|---|---|---|
回線 | ドコモ au |
ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ au |
ドコモ au |
月額料金 | 2,288円 | 4,950円 | 4,950円 | 6,490円 |
追加料金 | ・音声利用料:220円×3人 ・SIMカード利用料:220円 |
|||
家族割 | ー | -400円 | ー | ー |
世帯合計 | 3,168円 | 4,550円 | 4,950円 | 6,490円 |
1人あたり | 792円 | 1,138円 | 1,238円 | 1,623円 |
1人で5GB、家族4人で20GBを使う場合、もっとも安くなるのはイオンモバイル「シェアプラン」でした。
世帯全体で見るとIIJmioやNUROモバイルより月1,000円以上も安くなります。
また、イオンモバイルで音声プランを1人ずつ申し込むケースよりも月3,000円以上お得なので、ぜひ「シェアプラン」を利用してください。
1人で約7GB、家族4人で30GB使う場合
イオンモバイル (シェアプラン) |
HISモバイル | |
---|---|---|
回線 | ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ |
月額料金 | 2,838円 | 3,960円 |
追加料金 | ・音声利用料:220円×3人 ・SIMカード利用料:220円 |
ー |
世帯合計 | 3,718円 | 3,960円 |
1人あたり | 930円 | 990円 |
「低容量プランではHISモバイルの7GB月額990円がコスパが良い」と紹介したので、イオンモバイルの「シェアプラン」とどちらがお得かを調べてみました。
結果として、複数回線を申し込む場合はHISモバイルより「シェアプラン」のほうが安くなることがわかりました。
それほど大きな差ではありませんが、家族で乗り換える場合は選択肢に加えてみるとよいでしょう。
1人で10GB、家族4人で40GBを使う場合
イオンモバイル (シェアプラン) |
IIJmio(※) | NUROモバイル | イオンモバイル (音声プラン) |
|
---|---|---|---|---|
回線 | ドコモ au |
ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ au |
ドコモ au |
月額料金 | 2,178円 | 6,000円 | 5,940円 | 7,392円 |
追加料金 | ・音声利用料:220円×3人 ・SIMカード利用料:220円 |
ー | ー | ー |
家族割 | ー | -400円 | ー | ー |
世帯合計 | 3,058円 | 5,600円 | 5,940円 | 7,392円 |
1人あたり | 765円 | 1,400円 | 1,485円 | 1,848円 |
1人で10GB、家族4人で40GBを使う場合、もっとも安くなるのはイオンモバイル「シェアプラン」でした。
世帯全体で見ると、IIJmioやNUROモバイルより月2,500円以上も安くなります。
10GBのプランは数があまり多くはありませんが、イオンモバイルであればお得に利用できそうです。
1人で20GB、家族4人で80GBを使う場合
イオンモバイル (シェアプラン) |
IIJmio(※) | イオンモバイル (音声プラン) |
楽天モバイル | mineo | HISモバイル | NUROモバイル | povo | LINEMO | ahamo | Y!mobile | UQモバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
回線 | ドコモ au |
ドコモ au |
ドコモ au |
楽天 | ソフトバンク ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ |
ソフトバンク ドコモ au |
au | ソフトバンク | ドコモ | ソフトバンク | au |
月額料金 | 5,588円 | 8,000円 | 7,832円 | 8,712円 | 8,712円 | 8,760円 | 10,796円 | 10,800円 | 10,912円 | 11,880円 | 16,060円 | 16,390円 |
追加料金 | ・音声利用料:220円×3人 ・SIMカード利用料:220円 |
ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
家族割 | ー | -400円 | ー | -440円 | -440円 | ー | ー | ー | ー | ー | -3,300円 | -1,650円 |
世帯合計 | 6,468円 | 7,600円 | 7,832円 | 8,272円 | 8,272円 | 8,760円 | 10,796円 | 10,800円 | 10,912円 | 11,880円 | 12,760円 | 14,740円 |
1人あたり | 1,617円 | 1,900円 | 1,958円 | 2,068円 | 2,068円 | 2,190円 | 2,699円 | 2,700円 | 2,728円 | 2,970円 | 3,190円 | 3,685円 |
1人20GBずつ使える格安SIMは選択肢が多いですが、イオンモバイル「シェアプラン」が最安でした。
イオンモバイルは家族割やインターネット回線とのセット割がなくてもしっかり安くなるのが嬉しいですね。
1人で50GB、家族4人で200GBを使う場合;
楽天モバイル | イオンモバイル (シェアプラン) |
イオンモバイル (音声プラン) |
IIJmio(※) | HISモバイル | |
---|---|---|---|---|---|
回線 | 楽天 | ドコモ au |
ドコモ au |
ドコモ au |
ソフトバンク ドコモ |
月額料金 | 13,112円 | 12,188円 | 14,432円 | 15,600円 | 23,960円 |
追加料金 | ー | ・音声利用料:220円×3人 ・SIMカード利用料:220円 |
ー | ー | ー |
家族割 | -440円 | ー | ー | -400円 | ー |
世帯合計 | 12,672円 | 13,068円 | 14,432円 | 15,200円 | 23,960円 |
1人あたり | 3,168円 | 3,267円 | 3,608円 | 3,800円 | 5,990円 |
1人で50GB、家族4人で200GBを使う場合、もっとも安くなるのは無制限にデータを使える楽天モバイルでした。
ただ、イオンモバイル「シェアプラン」とそれほど大きな差ではなかったので、利用できる回線やそのほかのメリットを考慮して選んでも問題ないでしょう。
なお、家族間で消費するデータ容量が大きく異なる場合は、イオンモバイルの「シェアプラン」と楽天モバイルの「最強プラン」を組み合わせたほうが安くなるケースがあります。
たとえば、今回のシミュレーション同様に家族4人で200GBを使う例で考えてみましょう。
- 1人:楽天モバイルの「最強プラン」(データ容量無制限で月額3,278円)
- 3人:イオンモバイルの「シェアプラン」(月100GB使えて月額7,128円)
→合計10,406円
家族4人でイオンモバイルの200GBを使う場合は月額13,068円なので、楽天モバイルと併用したほうが2,662円お得。
このように、データを多く使う人のみ楽天モバイルの「最強プラン」を利用し、そのほかのメンバーでイオンモバイルの「シェアプラン」を利用したほうが節約になる可能性があります。
お得なプランの組み合わせは利用状況によって異なるので、事前に試算してみるとよいでしょう。
「自分の場合はどうしたらお得になるかわからない」という人は、公式ホームページで料金シミュレーションを利用してみてくださいね。
イオンモバイルのメリットを紹介
ここでは、イオンモバイルのメリットを紹介します。
料金の安さだけで格安SIMを選ぶとあとから後悔するかもしれないので、これから紹介するメリットやデメリットも参考にして判断してみてくださいね。
全国のイオンにあるキャリアショップを利用できる
イオンモバイルはイオン内にキャリアショップがあるので、ショッピングのついでに気軽に立ち寄ることが可能です。
記事の冒頭でも説明しましたが、キャリアショップ以外にイオンフィナンシャルサービスのイオンカードカウンターでも契約ができるようになったので、さらに利便性がアップしています。
格安SIMへの乗り換えが初めてで不安という人も、イオンモバイルなら直接スタッフと相談しながら契約できるので安心ですよ。
通信サービスの初期設定など、他社では有料対応になるような内容も無料でサポートしてくれるのが嬉しいポイントです。
1人で乗り換えてもしっかり安い&料金プランが豊富
格安SIMによっては安く利用するために家族割やインターネット回線のセット契約が必要なケースがありますが、「手続きが面倒」と感じる人も多いのではないでしょうか。
その点、イオンモバイルであればセット契約などの手間がかからず、単体の契約でもしっかり安くなります。
家族で利用してももちろん安いため、1人で乗り換えてもしっかり安くなるので、1人暮らしで日々貯金したい社会人にはピッタリの格安SIMと言えます。
また、イオンモバイルは料金プランが細かく分かれているので、自分に最適なプランを選べる点も大きなメリットです。
もしデータ容量があまる月があっても翌月まで繰り越せるので心配はいりません。
料金やデータを無駄にすることがないので、節約に活かせるでしょう。
節約モード・データ繰り越し機能を利用できる
イオンモバイルでは節約モード(低速モード)を利用できます。
低速モードをオンにすると通信速度は最大200kbpに制限されますが、データ容量を消費せず使えるのがメリットです。
最大200kbpだと利用できる機能はそれほど多くはありませんが、テキストがメインであれば下記のような用途には使えます。
- メール送受信(テキストメイン)
- アプリ通話
- ネットサーフィン(テキストメイン)
節約モードでデータの消費をおさえて、仮にデータ容量があまった場合は翌月末まで繰り越すことも可能です。
データを使わない月があっても無駄にならないのが嬉しいですね。
どちらも節約に活用できる機能なので、ぜひ利用を検討してみてください。
契約中のプラン変更が自由!使わない月は料金を節約できる
イオンモバイルでは、月単位で料金プランを変更することが可能です。
前項で節約モードと繰り越し機能が節約に使えると説明しましたが、料金プラン変更と組み合わせるとさらに節約につながりますよ。
たとえば、節約モードを活用して翌月に繰り越せるデータが多くある場合、翌月の料金プランを容量少なめに変更することで料金を節約できます。
毎月定額を支払う必要がないので、月によってデータ消費量にバラつきがある人も料金が無駄になりません。
プラン変更はマイページから簡単にできるので、それほど手間にはならないでしょう。
ただし、音声プランからデータプラン、データプランから音声プランに変更する場合には、一度解約してから再度契約する必要がある点には注意してください。
利用回線をドコモとauから選べる
イオンモバイルではドコモとauから好きな回線を選んで契約ができます。
なお、どちらの回線を選んでも基本料金は変わりません。
そのため、基本的には自宅や職場などでつながりやすいほうを選べばOKです。
とくにドコモは基地局が多く、地方でもつながりやすいという特徴があるので、対応エリアを考慮して選んでみてください。
- au回線:下り最大958Mbps、上り最大112.5Mbps
- ドコモ回線:下り最大1,288Mbps、上り最大131.3Mbps
※やさしいプランは下り最大500kbpの制限あり
上記の速度を見るとドコモ回線のほうが速いので「ドコモにすべき?」と思うかもしれませんが、これはあくまで規格上の最大速度なので実際の通信速度を保証するものではありません。
通信速度は時間帯や場所、利用している端末によっても変動するため、あまり気にしなくてもよいでしょう。
実際の速度が知りたい人は、おためしサービスを利用して本契約前に確かめてみましょう。
ドコモ・auの5G通信が使える
イオンモバイルではドコモとauの5G通信を利用できます。
利用開始時点では5G通信がオフの状態になっているので、マイページで5G通信をオンにするだけでOKです。
追加料金などはかからないので安心してください。
ただし、5Gと4Gの切り替えにはいくつか制限があるので確認しておきましょう。
- 5G通信のON・OFFの切り替えができる時間帯は午前9時から午後8時まで
- SIMカード「タイプ1」(ドコモ回線、au回線)の場合は1日に1回のみ
- SIMカード「タイプ2」(ドコモ回線)場合は回数制限なし
また、5G通信を利用する際は5Gに対応しているスマホ端末が必要です。
少し前に販売していた端末では対応していないものもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
WAON POINT増量やプレゼントキャンペーンが豊富
イオンモバイルはWAON POINTがたまりやすいので、普段からイオン経済圏で生活している人やポイ活している人ほどメリットがあります。
まず、イオンモバイルの利用料金や端末の代金をイオンマークが付いたクレジットカードで支払うだけで付与されるWAON POINTが増量します。
- イオンモバイルの利用料金の支払い
税込200円につき4WAON POINT(基本の4倍)
- イオンモバイルで購入した端末・商品代金の支払い
税込200円につき2WAON POINT(基本の2倍)
※基本は税込200円ごとに1WAON POINT
また、イオンモバイルへの乗り換え時にWAON POINがもらえるキャンペーンも豊富です。
タイミングによってはイオンモバイルでスマホ端末を購入するときに利用できるキャンペーンもあるので、乗り換え前には最新情報をチェックしてみてください。
契約前に1週間のおためしサービスを無料で利用できる
イオンモバイルでは契約前に1週間のおためしサービスを利用できます。
通話やSMSは利用できませんが、通信速度を確かめることが可能です。
利用料金はかからないので、イオンモバイルの使い心地を事前にチェックしたい人はぜひ活用してみましょう。
なお、申し込みができるのはイオンモバイルの店舗のみです。
電話やインターネットでは申し込めない点に注意してください。
契約期間の縛りなし!解約料も発生しない
イオンモバイルでは「2年縛り」というような最低契約期間の制限はありません。
また、いつ解約しても解約料も発生しません。
自分の好きなタイミングで解約できるので、ほかに気になる格安SIMができたら乗り換えることも可能です。
イオンモバイルのデメリットも知っておこう
イオンモバイルには多くのメリットがありますが、もちろん注意すべきポイントもあります。
デメリットをひとつずつ説明するので、乗り換えを検討する際の参考にしてくださいね。
お昼の通信速度が遅め
当サイトでスピードテストを実施したところ、イオンモバイルはお昼休みや夜のリラックスタイムの通信速度が遅めでした。
当サイト速度ランキング | ||||
平均速度 | 昼休み時間の平均速度 | |||
43.3 | 25.7 | |||
8時 | 12時 | 15時 | 18時 | 22時 |
40.1 | 25.7 | 71.1 | 58.3 | 21.2 |
- ドコモ回線(4G)
- 使用端末:iPhoneX
- 計測アプリ:https://app-liv.jp/394792/
- 計測場所:8時・22時は大阪市内の住宅街、12時~18時は大阪市内のオフィス街
※通信速度は測定場所や測定条件などで変動する点には注意してください。
イオンモバイルはドコモとauから通信回線を借りてサービスを提供しています(MVNO)。
借りている回線には上限があるため、回線が混みあう時間帯にはどうしても速度が落ちてしまう点がデメリットです。
とはいうものの、安定して20Mbps程度の速度があればメッセージやSNS、ネットサーフィンなどは問題なく利用できます。
YouTubeの推奨速度は1080pで5Mbpsなので、動画の視聴もできるでしょう。
イオンモバイルの料金の安さを考えれば、通信速度はそこそこで良いという人にとってかなりコスパが良い格安SIMと言えます。
もしお昼休みにもガッツリ動画を見たい場合は、大手キャリアのサブブランド(LINEMOやahamoなど)を検討してみてください。
制限速度が遅め
イオンモバイルでは月の契約データ容量を超えると、下記のとおり速度制限がかかります。
SIMカードの種類 | タイプ1 | タイプ2 |
---|---|---|
通信回線 | ドコモ、au | ドコモ |
対応プラン | 音声プランシェアプランデータプラン | データプラン |
速度制限① | 月の契約データ容量を超えた場合、最大200kbpsに制限 | |
速度制限② | 速度制限①の状態で3日間の通信量が366MBを超えるとさらに低速化 | 制限なし |
速度制限③ | やさしいプランのみ下りが最大500kbpsに制限 | やさしいプランの提供なし |
少し複雑なので、ここで確認しておきましょう。
まず、イオンモバイルでは月の契約データ容量を超えた場合に速度が最大200kbpsに制限されます(速度制限①)。
最大200kbpsで利用できる用途は、それほど多くはありません。
- メール送受信(テキストメイン)
- ネットサーフィン(テキストメイン)
- アプリ通話
テキストがメインならそこそこ使える程度なので、使い勝手はあまりよくないでしょう。
また、最大200kbps制限中に直近3日間の通信量が366MBを超えた場合はさらに低速に制限される点にも注意が必要です(速度制限②)。
速度制限は翌月1日に解除されますが、すぐに解除したい場合は追加でデータをチャージしましょう。
1Gあたり528円(税込)で購入できますよ。
ただし、タイプ2の場合は購入回数が月間最大6回までと制限されているので注意してください。
イオンモバイルは契約中でもプラン変更ができるので、データが不足する月が多い場合は容量を増やすと良いでしょう。
初期費用がかかる
イオンモバイルでは初期費用としてSIMカード1枚につき3,300円(税込)のSIMカード代金(事務手数料相当額)がかかります。
「シェアプラン」で複数回線を契約した場合も、SIMカード1枚ごとに料金が発生します。
格安SIMによっては初期費用がかからないケースも多いので、この点はイオンモバイルのデメリットと言えるでしょう。
月額料金の支払い方法はクレジットカード限定
イオンモバイルの月額料金の支払いは、イオンマークの付いたクレジットカード、VISA、JCB、マスターカードのみ利用可能です。
デビットカードやプリペイドカード、口座振替には対応していないので注意してください。
また、イオンモバイルの公式ホームページでスマホ端末を購入した場合も、支払いに使えるのはクレジットカードのみです。
クレジットカード以外でスマホ端末を購入したい場合は、キャリアショップを利用しましょう。
キャリアショップであれば下記の支払い方法を利用できるので、参考にしてください。
- 現金
- 商品券
- クレジットカード
- AEON PAY
- WAON POINT
- WAONポイント(電子マネー)
キャリアメールを継続して使いたい場合は有料
キャリアメールとは、ドコモやauなど大手キャリアが独自に提供しているメールサービスです(@docomoなど)。
イオンモバイルではドコモ・au回線を利用できますが、キャリアメールは引き継ぎできません。
大手キャリアで使っていたメールアドレスをイオンモバイルでも継続して使いたい場合は別途「メール持ち運びサービス」への申し込みが必要です。
なお、利用料金は1メールアドレスあたり月額330円(税込)かかります。
メールアドレスにお金をかけたくない場合はフリーメールを利用しましょう。
Yahoo!やGmailなどいくつか種類がありますが、いずれもメールアドレスの取得にはそれほど時間がかかりません。
今後ほかの格安SIMに乗り換えても同じアドレスを使い続けられるので、長い目で見ると使い勝手は良いでしょう。
イオンモバイルがおすすめな人の特徴は?
ここまでイオンモバイルの料金比較やメリット・デメリットを紹介してきましたが、それらを踏まえてイオンモバイルがおすすめな人の特徴をまとめてみました。
- 通信速度の速さより料金の安さを優先したい人
- 家族割やセット割引がなくても料金を安くしたい人
- 家族で安く乗り換えたい人
- 20G、30GB、40GBを最安料金で使いたい人
- 月ごとに最適なプランを選びたい人
- キャリアショップを利用したい人
- 節約モードや繰り越し機能を活用したい人
- イオングループの利用が多い人
- WAONポイントをためている人
判断材料の1つとして参考にしてみてくださいね。
イオンモバイルの新料金プランは1人でも家族でもコスパが良い
今回はイオンモバイルの新料金プランについて解説しました。
1人で契約する場合は20G・30GB・40GBプランがお得、複数回線で契約する場合は大容量プラン以外がお得になることがわかりました。
ただ、それ以外のプランでもイオンモバイルが特に高いというわけではないので、イオンモバイルのメリットと合わせて考えると十分お得に使える格安SIMだと言えます。
回線が混みあうお昼休みなどは通信速度が遅くなりがちですが、それ以外の時間帯ではそこそこ速いので、普段使いには問題ないでしょう。
イオンモバイルは1人で契約しても家族で「シェアプラン」を契約しても安いため、格安SIMに乗り換えて節約したいと考えている人はぜひ検討してみてくださいね。