ahamoはなぜ安いのかを解説!他者との比較とahamoのメリット&注意点を紹介します。

ahamo
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ahamoは、ドコモのスマホプランの1つとして提供されている、優れた機能性を持つ格安SIMです。

ドコモ回線を直接利用しているため、サービスや通信速度が高品質で、ユーザーからは高い評価を得ています。

しかし、なぜahamoは安い料金で高品質なサービスを提供できているのでしょうか。

今回は、ahamoの安さの理由を詳しく解説していきます。

また、他社との料金比較やメリット・注意点など、様々な角度からahamoの概要をご紹介しますので、ahamoを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

安くて人気!ahamoの基本スペック

まず、この後の解説を分かりやすくするために、ahamoの基本スペックをチェックしておきましょう。

主なプラン 20GB:2,970円/月
100GB:4,950円/月(基本プラン20GB+80GBオプション)
データチャージ 1GB:550円
80GB:1,980円
使用回線 ドコモ
5G 対応あり
口座引落 可能
パケットシェア 不可
パケット繰り越し 不可
かけ放題 5分:0円
10分:1,100円
最低使用期間 なし

2021年、ドコモの新料金プランとしてahamoの提供が開始されました。

ahamoの特徴は通信品質の高いドコモ回線を利用できることに加え、100GBの大容量プランを安く提供しているところです。

パケットシェアや繰り越し機能はありませんが、十分な容量が用意されていると言えます。

他にも、5分以内の通話が無料であることや格安SIMの中では珍しく支払い方法に口座振替も設定できる点も高評価。

ahamoは細かいプラン設計やオプション追加よりも、明確で分かりやすいプランを求めている方におすすめです。

なぜ?ahamoは安い理由を解説

ドコモのプランであり、高品質なサービスを提供しているからこそ、なぜahamoの料金は安いのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

  • 質が悪いから安く提供しているのではないか
  • 品質が良いのは値段の割にということではないか

こういった疑問を解消するために、ahamoが安くサービスを提供できている2つの理由を解説します。

機能やサービス内容が限られているから

ahamoはドコモが提供する格安SIMプランですが、ドコモのすべてのサービスを利用できるわけではありません。

例えば、以下のようなサービスはahamoでは利用できなくなっています。

  • 留守番電話サービス
  • キャリアメール
  • 無料店頭サービス
  • 18歳未満の契約

留守番電話サービスに関しては、他の格安SIMではオプションで追加できる場合もありますが、ahamoでは機能自体がありません

ahamoの特徴として、オンラインで設定や問い合わせを完結できるメリットがありますが、もし店頭サービスを希望する場合は、有償で3,300円がかかります。

このように、ドコモでは利用できる機能がahamoでは使えないことがあります。

ただし、これはデメリットというわけではなく、一部の機能を削ることでahamoは安く高品質なサービスを提供しているのです。

もちろん、ahamoには独自の魅力的なメリットもありますので、後ほど詳しく解説します。

割引が適用されないから

2つ目の理由は、ahamoがドコモで使える以下のような割引制度を設けていないためです。

  • ファミリー割
  • みんなドコモ割
  • ドコモ光セット割
  • home5Gセット割
  • homeでんわセット割

これらの割引は家族でドコモを利用している人や固定回線とセットで利用している方など、特定の条件を満たす場合に適用されるものです。

ahamoではこれらの割引制度を設けない代わりに、最初から料金を抑えています。

ahamo 公式サイト

ahamoと他社の料金比較

ここで、ahamoと他社キャリアの各種料金を比較した表をまとめました。

月20GBあたりの月額料金(税込) 1GBあたりのデータ追加料金 かけ放題
※分数は1回の通話時間
ahamo 2,970円/月 550円 5分:無料
楽天モバイル 2,178円/月
※従量制
15分:1,100円
※Rakuten Linkなら基本無料
LINEMO 2,970円/月 550円 5分:550円
無制限:1,650円
povo 2,700円(30日間) 390円(7日間) 5分:550円
UQモバイル 3,278円/月 550円 月間合計60分:6600円
10分:880円
無制限:1,980円
mineo 2,178円/月 550円(100MB×10回) 10分:550円
無制限:1,210円
Y!mobile 4,015円/月 550円 10分:770円
無制限:1,870円
IIJmio 2,000/月 220円 5分:500円
10分:700円
無制限:1,400円
イオンモバイル 1,958円/月 528円 5分:550円
10分:935円
無制限:1,650円
J:COM MOBILE 2,728円/月 330円 5分:550円
60分:1,650円
NURO mobile 2,699円/月 550円 5分:490円
10分:880円
HIS Mobile 2,190円/月 200円(自由自在プラン・データ定額440プラン)
※ステッププランは275円(格安かけ放題プラン・格安弐拾プラン)新規契約終了
5分:500円
無制限:1,480円
LIBMO 1,991円/月 330円 5分:550円
10分:770円
無制限:1,430円

当サイトでも紹介している主な格安SIMと比較してみましたが、ご覧の通り、ahamoは格安SIMの中では特に安いわけでも、高いわけでもありません。

しかし、ahamoはドコモ回線をそのまま利用しているため、通信速度や電波環境が安定しており、全国どこでも安心して使えるメリットがあります。

さらに、上記に記載した格安SIMの中で唯一1度の通話で5分まで無料のため、頻繁に電話を利用する方にとっては、嬉しいポイントとなるでしょう。

安いし凄い!ahamoのメリットを教えます

続いて、ahamoのメリットと特徴について解説します。

ahamoのメリットを余すことなくご紹介しますので、ahamoを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

ドコモ回線が使えるMNO系キャリア

ahamoはドコモが提供する料金プランの一つで、格安ながらドコモ回線を直接利用できる点が大きな特徴です。

一般的に、サービスを提供している携帯事業者は、「MNO」と「MVNO」の2つのカテゴリーに分けられます。

MNO=au・ドコモ・ソフトバンク・楽天などのように、基地局・アンテナ・通信設備など、自社で通信ネットワーク回線を構築・運営している事業者のこと。通信品質が非常に高い。

MVNO=自社回線を所有しておらず、MNO事業者の回線を借りた上で自社のサービスを提供している事業者のこと。通信品質が良くないことが多い。

ahamoは、格安SIMでありながらMNOであるドコモの回線を利用できるため、料金を抑えつつ、ドコモと同等レベルの高品質なサービスを提供しています。

ahamoのユーザー満足度の高さは、安さと、ドコモの通信品質の両方を兼ね備えているからこそと言えるでしょう。

最大100GBの大容量プラン

ahamoの特徴といえば、安い上に大容量のGBを追加できる「大盛りオプション」です。

ahamoの基本プランは、月額2,970円で20GB。

しかし、さらに多くのデータ通信が必要な方のために、追加で80GBの大盛りオプションが用意されています。

この大盛りオプションを追加することで、月額4,950円で最大100GBものデータ容量を利用できるようになります。

他の格安SIMでは、100GBという大容量のデータ通信を利用する場合、料金が高額になることがほとんどです。

その点を考慮すると、ahamは毎月のデータ容量が足りずに困っている人や、より快適なインターネット接続をしたい方に、最適と言えるでしょう。

海外で利用できる

海外でスマホを利用する場合、ほとんどの格安SIMで申し込みや追加料金が発生します。

しかし、ahamoではスマホの設定画面から「海外データローミング」をオンに切り替えるだけで、現地の通信回線に接続可能です。

現地での電話や国際電話、SMSなどを利用した場合の料金は別途発生しますが、データ通信に関する料金は一切かかりません。

ただし、利用する際は以下の注意点について必ず理解しておきましょう。

  • 海外で高速データ通信が使えるのは、現地で通信を開始してから15日間
  • 通信開始から16日目からは、通信速度が送受信最大128kbpsとなる
  • 海外で利用できるデータ容量は、プランに限らず20GBのみ
  • データ容量を使い切った場合は、通信速度が送受信最大1Mbpsとなる

機能性から見て、留学などの長期での海外利用には向いていません。

しかし、15日以内に帰国する予定の旅行や出張などであれば、ahamoは格安SIMの中では海外での利用に非常に適しています。

海外によく渡航される方や、海外への旅行や出張の予定がある方は、ahamoがおすすめですよ。

5分かけ放題が無料

通話を行った際に30秒ごとに発生する22円の通話料が発生しますが、これを抑えるために、それぞれの格安SIMでは、専用アプリの利用やかけ放題オプションの追加を推奨しています。

ahamoには、専用通話アプリなどのサービスはありませんが、1回の通話が5分以内なら無料です。

5分間かけ放題は他の格安SIMにもありますが、無料でサービス提供しているのはahamoだけです。

また、5分では足りない方には格安SIMの中で最安値の1,100円で「10分かけ放題オプション」の追加もできます。

プライベートではLINEを、仕事ではかけ放題など、通話方法の使い分けができるのも、ahamoのメリットの1つだと言えます。

支払い方法が多い

支払い方法が限られていることが多い格安SIMの中で、ahamoは以下の4つの方法から選ぶことができます。

  • クレジットカード
  • デビットカード ※一部利用可能
  • 口座振替
  • dポイント払い

基本的には、クレジットカードまたは口座振替を選択する方が多いでしょうが、一部のデビットカード払いも対応しているので、お持ちの方は検討してみましょう。

また、ドコモが提供するdポイントを使用してahamoの料金を払うことも可能です。

例えば、他にdポイントが貯まるサービスを利用中の方は、ahamoの支払いに充当するのも1つの方法としておすすめです。

テザリングが無料で使える

便利な機能なのが、インターネット接続を他のスマホやタブレット、パソコンなどに共有できる「テザリング」です。

ahamoでは、契約した時点でこのテザリングを申し込むことなく無料で利用できるメリットがあります。

もちろんテザリングはデータ容量を消費するので、使う配分には注意が必要です。

その点だけ気をつけておけば、出先でパソコンを使って作業する際やWi-Fi環境が整っていない場所でデータ通信を行えるなど、メリットの多い機能です。

このテザリングを無料で利用できるのは、ahamoの魅力的なポイントと言えます。

dカードでさらにお得に

ahamoではクレジットカードを支払い方法に選択できますが、ドコモが提供している「dカード」であれば、様々な特典を得られるメリットがあります。

dカードは、通常の「dカード」とグレードを上げた「dカード GOLD」の2つが提供されており、どちらを支払い方法に設定するかで得られる特典の内容が異なります。

dカード GOLD dカード
年会費 11,000円 永年無料
dカードボーナスパケット特典 5GB/月 1GB/月
ドコモ光ポイント還元 利用料金1,000円ごとに税抜金額の10%ポイント還元
※事務手数料・工事料など一部対象外あり
入会&利用特典 入会&利用+対象の公共料金全て支払いで合計最大11,000ポイント[要webエントリー]
※dポイント(期間・用途限定)
入会&利用+対象の公共料金全て支払いで合計最大8,000ポイント[要webエントリー]
※dポイント(期間・用途限定)

支払い方法に設定するだけでデータ容量をもらえる上、うまく使えばdポイントを獲得できるサービスもあります。

もし支払い方法をクレジットカードにする場合は、どうせなら「dカード」を利用するのがおすすめです。

他にも、dカードならではの補償や保険などのサービスも提供していますので、興味がある方は「dカード公式サイト」をご覧ください。

ahamo 公式サイト

知っておくべきahamoの注意点

ahamoは安くてメリットが豊富ですが、以下の点については注意が必要です。

  • データ繰り越しやシェアはできない
  • 通信速度制限がある
  • キャリアメールはない

各項目を解説していきますので、チェックしておきましょう。

データ繰り越しやシェアはできない

データ容量が決められているプランだからこそ、データの繰り越しやシェア機能が使えると便利ですが、ahamoではそういった機能はありません。

翌月のデータ容量のリセット時には、余ったデータ容量はすべて消滅してしまいます。

そのため、データ容量は計画的に使い切る必要があるため、注意が必要です。

なお、80GBの大盛りオプションは、契約月のどのタイミングでも追加可能ですが、日割り計算がないため、月末に申し込んでしまうと月替わりまでに消費できなくなる可能性があります。

データ容量を追加する際は、月初に申し込むことをおすすめします。

通信速度制限がある

ahamoでは、契約したデータ容量を使い切った場合は通信速度の制限がかけられます。

基本的に通信速度制限にかかると、通信速度の値がとても低くなるため、利用できるスマホの操作が限られてしまいます。

データ容量は無くなれば追加が可能ですが、1GBごとに550円を支払う必要があるので、月額の費用を抑えたい方は、なるべくデータ容量を節約するよう心がけましょう。

とはいえ、ahamoでは通信時でも、最大1Mbpsの通信速度でデータ通信が可能です。

最大1Mbpsで利用できる操作は以下の通り。

  • メール送受信
  • LINEなどの通話アプリ
  • ビデオ通話
  • Webページへのアクセス
  • SNS ※Instagramは読み込みが遅い
  • 標準画質での動画視聴(YouTube)
  • 音楽のストリーミング再生
  • その他アプリ

普段よりも通信速度は劣りますが、ストレスに感じることはないでしょう。

他の格安SIMでは、「Mbps」のさらに下の通信速度である「kbps」まで下がることがほとんどであるため、この点もahamoのメリットの1つと言えます。

キャリアメールはない

キャリアメールとは、通信事業者が提供するメールサービスのことで、以下のアドレスがキャリアメールに該当します。

  • @docomo.ne.jp
  • @ezweb.ne.jp
  • @au.com
  • @softbank.ne.jp
  • @i.softbank.jp

ahamoでは、こうした独自のキャリアメールの提供がありません。

そのため、メール機能を利用するには、3つの方法のいずれかを使う必要があります。

  • 他社のメールアドレス持ち運び機能
  • GmailやYahoo!メールなどのフリーメール
  • 電話番号を使った SMS(ショートメッセージ)

最近では連絡手段はLINEがメインの人が多いと思います。

しかし、WEBサイトやSNSの利用登録にはメールアドレスが必要とされることもあるため、メールアドレスはもっておきたいところです。

フリーメールは手軽に持つことができるのがメリットですが、重要なメールが迷惑フォルダに振り分けられてしまうリスクがあるため、仕事等見逃すことができない内容のやりとりをメールで行っている場合はキャリアメールの持ち運び機能を利用しましょう。

各キャリアメールの持ち運び料金
  • ドコモ 330円/月(ドコモ解約から31日以内に申し込みが必須)
  • au  330円/月(au解約から31日以内に申し込み必須、au IDが必要)
  • ソフトバンク 330円/月または3,300円/年(ソフトバンク解約から31日以内に申し込み必須)

まとめ

ahamoが安い大きな理由は、不要な機能を最大限削除したからであり、決して「品質が悪いから」というわけではありません。

反対にahamoは、ドコモ回線をそのまま利用できるMNOであるため、通信品質が高く、その他の機能も非常に充実しており、バランスの取れた優れたサービスと言えます。

コスパを重視する方や大容量がいいという方には非常におすすめなので、ぜひこの機会にahamoとの契約を検討してみてください。

ahamoの評価が気になる方は、以下の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてくださいね!

ahamo 公式サイト